怒り、妬み、そして、不安…。
いつも幸せでいたいと願う私たちの気持ちを邪魔するのが、これらのネガティブ感情です。
その多くが、ストレスから生まれ、そして、ストレスを増幅させる原因になります。
負の感情にいったん捕えられてしまうと、なかなかそこから抜けられず、いつまでも振り回されてしまいますよね。
手放したくても手放せない感情。
それを断ち切るには、体と脳を上手に使うのが一番です。
否定的な感情に支配されているときは、たいてい心と体が離れてしまっているとき。
頭にエネルギーがのぼって熱くなる一方で、体は置き去りにされ、下半身はエネルギー不足で冷え切っているのではないでしょうか。
こうした状態は、東洋医学的にも不健康だと考えられています。
そこで、体にしっかりと意識を向け、エネルギーを頭のほうから下腹の丹田のほうへと戻すことが大切になります。
これが「水昇火降」です。
熱のエネルギーを下へと戻す好循環をつくることができれば、心と体が一体化し、負の感情も手放しやすくなります。