私たち一人ひとりは、与えられた時間と生命をどのように使い、そして去っていくのかを選択し、決めることができます。

これは、私たちに与えられた最も偉大な力であり、権利です。

ところが、不幸にもほんの少数の人だけが、その力を適切に使っています。

たいていは、明日の仕事、来週の仕事、次の休暇のときの旅行先などの小さな計画はありますが、5年後、10年後を計画している人は多くありません。

ましてや自分の人生の大きな流れがどこへ向かっているのか、青年期、中年期、老年期などのそれぞれの段階でどんな目標を達成するかといった「全体的な人生設計」をしている人は稀です。

フランスの小説家ブールジェは、こう言いました。

「自分の考えたとおりに生きなければならない。そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう」

健康と幸せ、喜びややりがいにあふれる人生を設計するには、その時間に意味をもたせる目的や目標が必要です。

一指李承憲著『人生120年の選択』より