腸は、私たちの体の中でも最も長い臓器だとされます。日本人の平均的な大腸の長さは約1.5メートル、小腸の長さは約6~7メートルにおよびます。しかも、その内側には小さな突起(ヒダ)が無数にあるため、内壁を全部広げると大腸でテニスコートの半分、小腸はテニスコート1面分にもなります。

腸の突起は、「絨毛」(じゅうもう)と呼ばれます。絨毛があることによって、表面積が大きくなり、より多くの栄養素を吸収できるようになっているのですね。この絨毛から、水、ミネラル、アミノ酸、ビタミンなどあらゆる物質が体内に浸透していきます。

腸内環境が悪化していると、この表面に宿便がまとわりついたり、ビランができたりして、腸の機能が弱くなります。これは、腸内フローラの中で悪玉菌が優位になっている証拠であり、腸年齢の老化につながります。

トレーニングの一つである腸運動を定期的に行うことで、腸内環境が改善され、善玉菌が優位になっていきます。すると、腸年齢が次第に若返り、腸の表面もキレイになって活性化することが期待できます。

具体的な効果として、便秘、つや肌、ダイエット、腰痛、ストレスの解消などの改善が期待できます。腸年齢の速すぎる老化は、健康と美容にとって断じてNG!健康が気になる方、ダイエットしたい方、免疫力を高めたい方などにオススメです!