年をとれば病気になったり
記憶力が急激に悪くなるのは
避けることのできない誰もが
経験する生理現象なのでしょうか?

脳科学者は、そうではないと言います。

私たちが当然のように受け入れている
「年のせい」というのは
実は誤った生活習慣によって
体と心が持続的に壊れていった結果であり
単純に年をとったせいではないと言うのです。

例えば、認知症も
60、70歳になったからではなく
約30年前からよくない食習慣、
生活習慣、運動不足、脳の負傷などが累積され
ある瞬間に症状として現れたものです。

20代でも体が弱く病気がちな人もいれば
80代でも活気に満ちている人もいます。

老年になっても変わらず好奇心に満ちた目で
世の中を眺め、多方面に関心をもつ人もいれば
若いのに新しいことに
門戸を閉ざしている人も多くいます。

年をとると、体や脳の健康が
低下するのが当たり前なのではなく
人それぞれ千差万別で、管理次第なのです。

一指李承憲著『人生120年の選択』より