私たちは人との関係の中で選択し
その選択に従って行動し
その行動の結果を評価する。

そのプロセスは
私たちに自らを省みる機会を与え
将来よりよい選択ができる知恵を育てる。

このように選択し、行動し、省察し
また選択する過程で考えが変わり
行動が変わり、習慣が変わる。

人間関係において
ときにはぶつかり
傷つけ傷つけられる苦痛を
経験することもあるが
そのようなつらい経験によって
私たちはより早く成長できる。

このような関係を振り返ることで
私たちは習慣や動機を観察できる。

どんな人になりたいのか
明確な目標を決めることができ
これによって私たちの習慣と
最終的には人間関係までを
次第に変化させられる。

このようなプロセスの中で
調和を保って人々と交流できる
穏やかで寛大な品性が育つ。

一指李承憲著『TAO 自分さがしの旅』