車を動かすにはエンジンが必要です。
エンジンが弱いとすぐに故障してしまいます。
エンジンの手入れを定期的にしていれば、
車体が傷んできても走りつづけられます。
また、事故などで車が動かなくなったときは修理に出しますが、
エンジン系統に何らかのトラブルがあるときは、
必ずそこを修理します。
車体だけが直っても、
エンジンに欠陥があるままでは、
もと通りの馬力と性能を発揮することができません。

人間の体にもエンジンが必要です。
エンジンの役割を果たすのが、筋肉です。
車を動かすために一定の馬力と性能を持ったエンジンが必要なように、
体を動かすためには、一定の力を持った筋肉が欠かせません。
また、車の場合はエンジンを使わないで車を車庫に入れておくだけでは、
エンジンがさびついて故障の原因になりますが、
人間も同様です。
筋肉を使っていないと、すぐに衰えていきます。
人間の筋肉は、トレーニングをすればするほど、
弾力性が増していきます。
筋肉に刺激を与えることで、徐々に太くなり、
収縮することも伸びることもできるようになります。
これが、関節などの痛みの緩和へとつながります。
強い筋肉を備えることで
ロコモティブシンドロームになりにくい体を築くことができます。
筋肉が弱く、かたくなっているときは、
ストレッチやエクササイズを行いましょう。
「自分の体はもともとかたいんだ」
「筋力なんてどうでもよい」と考えるのでなく、
積極的に筋肉に働きかけ、健康を創造していきましょう。