「考える」「感じる」「行動する」といった私たちの行為は、
すべて脳の情報によって引き起こされています。

人間の脳の機能を考えるうえで忘れてはならないのは、
脳の情報処理にはパターンがあるということです。
例えば、「怒る」という感情をとってみると、
ある一定の状況に置かれたときに、怒りのスイッチが入ります。
これは、脳の情報処理のメカニズムが定着し、
怒るという習慣として染みついたものです。

自分を変えたいと思ったら、この脳の情報処理パターンを変化させましょう。
それさえできれば、性格や考え方も確実に変えることができます。

習慣とは、いつも同じ脳回路によって同じ行動が繰り返されることです。
この回路を断ち切れば習慣を変えられるのですが、それは結構ハードルが高いです。
簡単な方法は、使い慣れた脳回路とは異なる新しい脳回路を作ることです。
新しい回路をつなぎ、それを頻繁に使うことで、
古い習慣が自然と捨てられ、新しい習慣が身に付くのです。

脳には生まれつき素晴らしい機能を備えており、
新しい習慣を作り続けることができれば、
脳はその潜在能力を存分に発揮でいるようになります。