最も効率の良い「脳活性」の方法は、新しいことに挑戦することです。
今までやったことのないことに取り組むことで
脳はパワーアップします。
私たちの脳には、1000億もの神経細胞があります。
それぞれの神経細胞は、
目、鼻、耳、皮膚といった感覚器官から入ってくる情報を読み取り、
それを他の神経細胞に伝達したり、自ら処理したりしています。
高性能コンピューターを超える力を持つ人間の神経細胞ですが、
通常、20歳を過ぎたころから数がどんどん減っていっていくとされます。
とくに、知的機能の中心である大脳や運動調節の中心である小脳は、
神経細胞が衰えやすいとされます。
年を取れば取るほど知的機能や運動機能が低下するのは、
神経細胞の減少が影響しているのです。
とはいえ、神経細胞の数が減ったからといって脳が衰退するとは限りません。
神経細胞同士を結ぶネットワークを強化することで、脳力はむしろアップできます。
神経細胞のネットワークを強くするには、脳に刺激を与えることが大切です。
神経細胞のネットワークは、新たな状況に直面するとき、強化されるからです。
逆に、毎日同じことを繰り返していると、神経細胞のネットワークは弱くなります。
たとえば通勤・通学のときも、同じ道ばかり通るのでなく、
ルートを変えたり、時間をずらしたりすることが脳活性化に役立ちます。
また、ふだん動かさない筋肉を動かすヨガの動きにより、
脳を活性化させていきます。
脳の挑戦を促すことで、アンチエインジングへとつなげます。